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「ウェディング」ロバート・アルトマン

群像劇が得意なロバート・アルトマンらしい人間模様の喜劇。結婚式という祝福されるべきセレモニーにおいて、様々な人間の業が描かれる。喜ばしきことと不幸なことが同時に起きるのもまた運命の皮肉。それは結婚式当日の祖母(リリアン・ギッシュ)の死から始まった。

さらに花嫁の姉(ミア・ファロー)を新郎が妊娠させていたという破廉恥なる性の乱れ、新郎新婦の元恋人たちやら、出会った親戚同士の不倫やら同性やらマリファナやら上流社会の両家の親戚たち入り乱れての大混乱。なかでも花嫁の母(キャルロット·バーネット)に迫る太ったオヤジのパット·マコーミックのやり取りが笑える。天気まで嵐に変わり、最後は車が大炎上する交通事故。

最初は誰が誰だか分からないが、次第に見えてくる人間関係、これだけの登場人物を描き切る演出の見事さ。ロバート・アルトマンの才能あふれる一作だ。結婚式の一日だけの映画なのに、これだけの物語を詰め込む力業。ラストは大騒ぎが終わって人々がいなくなった後の寂しさまで漂わせる。これぞ人生そのものなのかもしれない。『ナッシュビル』も傑作だが、この作品も群像劇のお手本のような作品だ。

1978年製作/125分/アメリカ
原題:A Wedding
配給:20世紀フォックス映画
監督:ロバート・アルトマン
製作:ロバート・アルトマン
製作総指揮:トミー・トンプソン
原案:ロバート・アルトマン ジョン・コンシダイン
脚本:ジョン・コンシダイン パトリシア・レズニック アラン・F・ニコルズ ロバート・アルトマン
撮影:チャールズ・ロッシャー・Jr.
美術:ウィリアム・A・ソーヤー
編集:トニー・ロンバルド
音楽:トム・ウォールス
キャスト:キャロル・バーネット、ジェラルディン・チャップリン、リリアン・ギッシュ、ミア・ファロー、ポール・ドゥーリー、ビットリオ・ガスマン
☆☆☆☆☆5
(ウ)
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テーマ : TVで見た映画
ジャンル : 映画

tag : 人生 家族 夫婦 群像劇 ☆☆☆☆☆5

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ヒデヨシ

Author:ヒデヨシ
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オヤジです。
映画にまつわる雑文です。
2006年からの映画レビュー。
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            1、「共喰い」
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            3、「恋の渦」
            4、「リアル 完全なる首長竜の日」
            5、「Playback」(2012年)


            2012年映画ベスト10
          <洋画>
          2、「少年と自転車」
          3、「Pina ピナ・バウシュ 躍り続けるいのち」
          4、「ライク・サムワン・イン・ラブ」
          5、「きっと ここが帰る場所」
          6、「ドライヴ」
          7、「風にそよぐ草」
          8、「恋のロンドン狂騒曲」
          9、「おとなのけんか」
          10、「別離」
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      2011年映画ベスト10
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    2010年映画ベスト10
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2009年映画ベスト10
    3、リミッツ・オブ・コントロール
    4、あの日、欲望の大地で
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    8、ロルナの祈り
    9、レスラー
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<日本映画>
    1、ディア・ドクター
    2、空気人形
    3、ウルトラミラクルラブストーリー
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    5、ノン子36歳(家事手伝い)
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